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記憶媒体の寿命について
2019.06.26
スタッフブログ
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よく、DVDに変換したメディアは何年持つんですかという質問を頂戴
するのですが、
こればっかりは、保管状態にもよるのではっきりしたお答えをする
ことができません。
例えば、当店でお預かりするメデァイでも50年以上昔の8ミリフ
ィルムでもとても丁重に保管されていて映りが非常に良いものもあ
れば、
10年前くらいに撮ったMINIDVでもカビが生えてしまってカ
ビ取りをしても再生出来ずお返しするケースもあります。
この論議はよく新聞や雑誌などにも特集されているようで、
例えば「20年持つと新聞に書いてあった」と言って
メディアを指定して持ち込まれる方もいらっしゃるのですが、
この手の記事は、実際にその年数を置いて検証している訳でもない
し、
本当に20年後にも正常に再生出来るかどうかは
あくまでお客様の保管状態に関わってくるのです。
今は、発売されているブルーレイレコーダー全機種でDVDも再生
出来ますので、
昔のメディアでしたらDVDに変換するのが汎用性からしてもベス
トと言えますが、
20年後に光ディスクが存在するかどうかなんてわからないのです
。
かと言ってテープのまま保管していてもどんどん劣化し、
再生する機器も中古市場でどんどん高騰していく訳ですから、
その時代に合ったメディアに適宜置き換えてダビングしていく、
というのが大切なのではないでしょうか。