今日はMD(MINIDISC)の話題。
これを読んでいる「ビデオ世代」の皆様も、昔はせっせとCDをMDにダビングして、リモコンで曲名を入力したりする作業を経験した事があるのではないでしょうか。
ところで、このMDってほぼ日本でしか普及しなかったのはご存知でしょうか??
欧米人にはMDプレイヤーが小さすぎたとか、理由は諸説あるのですが、一番の理由はやはり日本の著作権保護団体のしがらみでコピーが自由に出来なかったこと。
欧米ではCDをコピー出来る「CDレコーダー」や、MP3プレイヤー等も比較的早くから流行っていて、わざわざ音質の落ちて、コピーが自由に出来ないMDは需要はありませんでした。
一方日本ではMDの普及は進みましたが、音楽CDも「コピーコントロールCD」というMDにしかコピー出来ないCDが売られていたり、CDレコーダーは日本は著作権料の上乗せされた音楽用のCD-Rにしかコピー出来なかったりと逆に需要がなく、MP3プレイヤーもiPodという黒船がやってくるまで全く売れませんでした。
こういった著作権のしがらみ等で日本のオーディオプレイヤーが「ガラパゴス化」し、日本の国際的競争力が失われる原因になったと思のは、非常に残念ですね。
さて、当店のダビング依頼の中で隠れた人気になっているのがMDからCDへのダビング。
現在、ほとんど使われなくなったMDからCDへダビングするというのはなかなか屈辱的…かもしれませんが、やはりMDの機器がもう売っていないという事があり、需要が非常に高まっています。
本日も、皆様のご来店お待ちしておりますので宜しくお願いします